分類
生息地
時代
白亜紀
大きさ
約6m
主食
肉食
本文を読み上げ

コンカヴェナトルは、中生代の白亜紀前期、およそ1億3千万年前に今のスペインの土地を歩いていた恐竜だよ。学名”Concavenator”は「クエンカの狩人」って意味。クエンカはスペインの地域で、この恐竜の化石が最初に見つかった場所なんだ。彼の全長は約6メートルくらいの中型のカルカロドントサウルス類だったんだ。
ちなみに、見つかっている種はコンカヴェナトル・コルコヴァトゥス(Concavenator corcovatus)のみで、これは「クエンカの背中にこぶのある狩人」って意味なんだ。

このコンカヴェナトル、見た目にすごく特徴的な部分があって、それは背中にある2つの長い突起だよ。これ、一体何に使われていたのかな?とっても不思議だよね。実は、これについての答えはまだ明確には分かっていないんだ。もしかしたら、体温を調節するためだったのかもしれないし、異性を引きつけるためのディスプレイだったのかも。もちろん、ただカッコよさそうだったから、って理由もあるかもしれないね!

そして、もうひとつ興味深い特徴があるんだ。それは、前腕の部分に見られる構造で、この構造が今の鳥の羽毛と似ている部分を持っていることを示しているんだ。つまり、コンカヴェナトルが羽毛のようなものを持っていたかもしれないということ。恐竜が鳥の先祖であることを示す証拠として、この発見はとても重要なんだよ。

食事の内容については、コンカヴェナトルは獣脚類に属しているから、お肉が大好きな肉食恐竜だったんだ。小さな恐竜や他の動物を追いかけて、しっかりと捕まえて食べていたんだろうね。

コンカヴェナトルの化石が発見されたスペインのクエンカ地域は、恐竜の化石がたくさん見つかる場所として有名なんだ。この地域の山々や岩の中からは、他にもたくさんの恐竜の化石が発見されているよ。それだけ昔、この地域には様々な種類の恐竜が生息していたんだね。